水色のポロシャツの男性

趣味で砂利道を車で走ってるのだが、ずいぶん前に妙な体験をした。

県南部に有名な未舗装林道があるのだが、そこを愛車EPを走らせていたとき、観光バスの運転手に話し掛けられた。

運転手:「大阪方面に行きたいんですけど」

別にそのときはさほど不思議に思わなかった。

俺:「方向的にはあってますけど、一度17号に出てから長野を回るなり高速で東京を回るなりした方がいいですよ」

そう答えた。

運転手が「突っ切って真っ直ぐはいけないのですね。遠回りしなければならないのですね」としつこく聞くので、「空を飛ぶわけじゃあるまいし行けませんよ」といった瞬間、運転手は複雑な顔をした。

そのままバスは17号方面に走って行った。

バスを見送りながら、ふと変なことに気づいた。

何で未舗装路に観光バスがいるんだ?
それに何であんなに古いバスなんだ?

そのとき急に思い出した。
高校時代の友人が冷やかしで御巣鷹に上った時に撮った心霊写真。
数十人の人物がハッキリ野原に立っているというなんとも悲しい物だった。
その中でも最もハッキリ映ってる人物・・・水色のポロシャツの男性・・・・バスの運転手のポロシャツと全く同じ色だった。

俺はバスを追った。

頼むから追いついて欲しい。
そう願っていた。

こっちはターボ付きのラリー仕様。
追いつけないはずはない。
しかし舗装路に出るまでの数キロ、追いつくことはなかった。

不思議と恐ろしくはなかった。
あのバスの乗客が無事に大阪に着けばいいと思う。

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