夜、公園に出没したドラム缶お化け

カテゴリー「心霊・幽霊」

学生のときの話。

文化祭準備の仕上げを一緒にする為友達が泊まりにきた。
以降この友達をAと呼ぶ。

家から歩いて2、3分の場所に小さな公園があり、そこでAと近所に住んでいる別の友達Bと手持ち花火を少ししようってなった。
時間はうろ覚えだが19~21自宅の間だったと思う。

田舎で人気がない場所と言えど周りに住宅も建っていた。
ただ電灯はあまり明るくなく、お年寄りの多い住宅の灯りもほぼ照らされてはいなかった。

それでもA以外は昔から馴染みのある場所で慣れていた為、気にせず手持ち花火を携帯で動画や写真を撮ったりしなが楽しんでいた。

花火をした場所は小さな公園の入り口付近。(迷惑な話しだがあの時間帯に人の出入りはほぼ無かった)
すると花火やみんなの話し声とは別の音が聞こえた気がした。

また聞こえて驚いて思わず「何??」って言った。

A、Bは何の事だかまだわからず、突然驚きだした自分の声にビビっていた。

だがまだ音は聞こえる。

ドスン、ドスン、ドスン、ドスン

音が聞こえるのは公園の入り口とは反対側だった。

電灯のある入り口とは反対側で余計に暗く良く見えない。
が、しかしハッキリとではないが、何か見えてしまった。

目を凝らしている間も静かな公園に響くドスン、ドスンという音。

5メートルほど先に何かいる。

ここで驚いたのが、暗いし一瞬のことでよくは見えなかったが、その公園にはなかったはずのドラム缶のような鉄の板がそいつの前に立っていた。

それにそいつはドスン、ドスンと何回も頭から体当たりしている。
そんな光景が見えた。

人間ではなく四つ足動物のような何かだった。
ドスンドスンと体当たりするたびにどんどん鉄板にめり込み、鉄板はグシャっと形を変えていた。

『あ、まずい、、このままだと突き破ってこっちに来る、、』

そう何故か思ったので、遊び終えた花火をポイポイ入れて鎮火する為に水入れたバケツをバッと持って、A、Bと共に「わぁああ~きゃあ~なになになになに怖い~なに~」って
各々叫びながらとりあえず自分の家に走って逃げた。

Aは同じものが見えたようだった。

その日はBは自分の家に帰り、Aは予定通りそのまま泊まったけど何もなく。

駅までの近道としてたまに使ってた場所だったので、後日明るい時間に確認も兼ねて1人でその場所を通った。

やはりあの鉄板らしきものはなかった。
あの四つ足は犬で例えたなら大型犬ぐらいの大きさはあった。

その場所の1番近くの家の小さな門に犬に注意と書いてあった。
『これかなぁ?』と思ったが、今までもその後もその家の庭に犬が出ているところを見たことがない。

そしてこの小さな門に対してあいつはでかすぎる。
めり込んでいるようにもならない。

覚えている限りでは犬の「はぁはぁ」言う呼吸も聞こえなかったんだよね。

だからあれはきっと生きている犬ではなかったと思ってる。

自分はよく夢を見る方だからあれは夢だったのかなと思って、大人になってからAに話してみたらAはよほど怖かったみたいで覚えていた。

夢ではないみたい。
残念ながらBは覚えていないよう。

あの大きな四つ足のようなものはなんだったのだろうと今でも思う。

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