何年か前の体験?なんだけど。
用事があって普段乗らない電車に乗ろうとして、ホームにあるベンチに座ってたら、私が乗るのとは別の電車が来て人がそこそこ降りて来た。
そしたらその中に、全身血まみれというか怪我まみれで包帯まみれの中学生くらいの男の子が降りて来た。
男の子は体操服で、でっかいスポーツバッグを持って思いっきり足を引きずりながら歩いている。
とにかく全身に怪我をしていて、包帯が頭をはじめ色んな所に巻いてあったけど血が滲んでるし、とれかけてゆるゆる、巻いてない所も細かい怪我って状態。
イジメでつい先ほどリンチに遭いましたとか?車に轢かれましたってくらい生々しい傷。
思わずベンチから立って「大丈夫!?どうしたの!?」ってほんとに声をかけそうになった。
けど声が出る直前にすごい違和感を感じた。
何故か周りの誰もその男の子を見ていない。
男の子の後ろから来る人も前から来る人もそこそこたくさんいる。
チラッとでも男の子が視界に入ったら、信じられないくらい怪我まみれの男の子を絶対ちょっとは見るはずなのに、本当に誰もチラッとも見ない。
もしかして私にしか見えていない?って思った瞬間怖くなって、声をかけれなくなった。
今も時々あれは生きてる人だったのかなーって思う。
ちなみにきさらぎ駅かもで有名な?浜松市の赤電のどっかの駅です。