母がヘルパーで病院勤務なんだけど、頻繁に見るって言ってたな。
たまに勤務中に他の病棟に手伝いに行かされることあって、そこから戻るときにベッドにいるはずの患者とすれ違って、振り向いたらいなくて・・・。
戻ったら同僚がバタバタしてるので聞いてみると、「ついさっき亡くなったよー忙しいわぁー」なんて・・・。
今まで霊感とかなかった同僚もその病棟ではよく見るとかで、ほんとなら問題視されてもおかしくないんだけど、忙しさでそんなこといちいち考えていられないのが現状らしい。
あと病院ではないんだけど、あるとき、母がめずらしく夜中に眠れず、ダイニングに来た。
深夜3時頃だったかな。
俺が牛乳暖めてホットミルク作ってあげていたときに、いきなり『ありがとうございました』って聞こえてきた。
え?誰??
母と俺ははっきり聞いたので驚いてたら、母が急に、「あー、◯◯さんだ!亡くなったかな」と。
聞くと、うちの母を「母さん」と呼んでいた患者。
年は母とさほど変わらないんだけど、理由があって家族に捨てられて、身よりがほとんどないまま末期で入院してきたとか。
翌日母が仕事から帰ってきたら、元気ない顔して、「やっぱ亡くなってた。時間はちょうどあの頃だよ」と。