つい最近まで建設系で働いていたが、そこで仲が良かった同僚から聞いた話。
去年そいつが家財搬出処分でとある現場へいったところ、婆さんが孤独死した家だった。
これがいわゆるゴミ屋敷だったそうで、なんつーか玉石混交状態。
未使用の組み立て家具だの着物だのがゴミに埋もれてたそうだ。
基本処分なので、捨てるくらいなら・・・と、未開封の三段ボックスを持って帰ったところ、変な物音や照明の点滅だのが起きるようになった。
まぁそれくらいならと、のんきに構えていた同僚だが、雑居ビルの内装撤去でEVを使おうとしたところ、下行きのボタンを押したにもかかわらずEVは上へ上がったそうだ。
先に上階で呼び出しボタンが押されてたんだろう・・と思ってた同僚だが、到着したのは誰もいない屋上。
さすがにビビって三段ボックスを返しに行ったところ、物音も点滅も止まったんだとか。
それ以来、少しだけ幽霊の存在を信じるようになったと言ってた。