大して怖くない話。
別居の母方祖母が突然亡くなった。
亡くなる前日、両親と私は謎の話し声を聞いている。
当時私は一人暮らしだったが、部屋に誰もいないのに話し声が聞こえた。
父は話し声の他に、人がバタバタと動く音が聞こえたらしく、泥棒だと思った父はバットを持って家の中をうろうろしたらしい。
父は霊やオカルトは一切信じてないし、母方祖母と仲がいいわけでもないのに、何で父が一番そう言うのを感じたんだろうね?なんて母と話した記憶。
それから1年半程経って父に癌が発覚。
数年闘病の後亡くなった。
最期は病院で亡くなったが、しきりに家に帰りたがっていた。
父が亡くなったのは夜中だったが、夜中玄関を開けるような音がした。
玄関はドアじゃなくて引き戸って言うのかな?
開けるとガラガラ音がするんだよね。
ガラガラと小さな音がして、足音のような音がした。
その足音が母と私が寝ていた部屋の前で止まり、その部屋の襖を開けるような音がした・・ような気がする。
それから15分~20分経ったら、父が心肺停止したと連絡が来た。
それから数年経って、私が検診に引っかかり、再検査したらポリープが出来ているとかで切ってきた。
そのポリープが何かはまだ結果が出ていない。
もし癌だったら父と同じ癌だ。
多分良性だろうとは言われているけど・・・。
血縁の最期のお別れ的なのによく遭遇するなと思っていたけど、これって同時に複数人聞いていたらよりはっきりと聞こえた人が次に死に、一人しか聞こえなかったら、その聞こえた人が次に死ぬシステムかな・・と考えてしまった。