こんにちは。
自分が今迄で一番怖かった体験を書かせて下さい。
実体験に基づくものです。
記憶を辿りながら書いてみます。
初めて書くので読みづらいかもしれませんが、ご容赦下さい。
私は現在20代後半の男性で、この経験をしたのは、4年位前で、自分が20代前半の時の話です。
私は霊感ゼロで、霊を見たことはありません。
その頃は、友達と心霊スポットに行ったりしていました。
また、怖い話やインターネットにアップされている心霊の動画も漁っていました。
霊的なものを信じてなかったわけではないのですが、見えない分、怖いもの知らずみたいな感じになってたんだと思います。
ある日、私は、インターネットで心霊系動画を見ていました。
皆さんご存知の、一番大手の動画サイトです。
その日は、休みで、朝からパソコンで、11時くらいだったと思います、その動画サイトにアップされていた、心霊系動画を閲覧していました。
動画をひとつ、見終わると、ブラウザの右側にあなたへのおすすめ、のような感じで似たような動画がいくつか提示されるので、その中から気になるものを見る、という風なことを繰り返していました。
家庭用ビデオカメラで電車内を撮影した時に窓の外に写ってしまった、みたいな動画を見終わると、「呪いのビデオ?」みたいな比較的シンプルなタイトルで、サムネイルも青い画面で、どんな動画なのかわからなかったので、非常に興味を惹かれました。
クリックしてその動画を再生してみると、サムネイルと同じ、青い背景が映り、白抜きの文字で、動画下部に「この映像を見た人は次々と自殺してしまった・・・。もし、観る場合は自己責任で。」といった感じの注意書きが出てきた。
その時は、動画を面白くするための演出だ、そんなことあるわけない。
そう思い、そのまま見続けました。
映像が始まり、夜、建物の前に立った女性のレポーターのような人が映っており、「これから、噂の廃墟に入りたいと思います!」と、意気込んでいた。
映像は、古いテレビ番組の心霊特集のような映像で、撮影時期としては昭和の終わりか平成の始めか、といったところ。
カメラは捉えた!的なことが書いてあったので、撮影時に何かが映ったらしいことがわかった。
記憶が曖昧な為、廃墟と書きましたが、廃病院だったと思います。
段々と奥に進んでいく女性レポーターとスタッフ一同。
画面上には問題のシーンまでのカウントダウンが表示され、映ってしまったシーンが一番盛り上がるような形で進んでいく。
カウントが0になると、物音と女性レポーターの悲鳴が聞こえて、カメラが音のするほうに向いた。
私は何が映ったのかと目を凝らして画面を見続けました。
テレビのテロップによれば画面の左側に何か映ったようなのですが、何も写っているように見えませんでした。
その時、それとは反対側の画面の右側に、白い丸のようなものが見えました。
見えましたというほど、ハッキリと見えたわけではないのですが、カメラのフラッシュを見た時のように、網膜にずっと焼き付いてます。
その瞬間に、私は自分が今まで生きてきた中で経験してきたネガティブな感情が全て襲ってきたような感じがしました。
心臓の鼓動が早くなり、自分でもわかるほど大きく鳴っていました。
イスに座ってパソコンをしていたのですが、イスに座っていることができず、床に倒れ込みました。
仰向けになり、私は、うぅ・・・.と声にならない声を出していました。
飼っていた犬が心配そうに見ています。
自○してもおかしくないほど、ネガティブな感情に支配されていました。
気がおかしくなっていく感じがしました。
私は、その時、直感的に自分がそのまま○ぬと思いました。
段々と、自分の言葉や記憶が失われていく感じがして、生きていたとしても、廃人か、植物人間は免れないと思いました。
しかも、それはもはや抜け殻のようなもので、自分ではないだろうとも思いました。
自分の心だけがどこかへ連れて行かれるような感覚がしました。
死ぬ前に家族に会いたいと思い、なんとか最後の力を振り絞って、フラフラと、小さな階段を4段ほど登った中二階にいる母親に会いに行きました。
中二階の寝室のベッドに母親は腰掛けていたと思います。
私は、母親に話しかけようとしましたが、言葉が全く浮かばず、「やばい・・・」とだけ言ってベッドへ倒れ込みました。
母親は何かを察してくれたらしく、何も聞かず、私の手を握っていてくれました。
しばらく、そうしていると、段々と気分が楽になってきました。
何分かして、私は回復しましたが、恐怖のためなのか、手足が震えていました。
下の階に戻るのが怖かったので、しばらくそこにいました。
以上です。
特にオチとかはないです・・・・・・。
申し訳ない。
それ以来、私は、怖い話、怖い映像は一切見ないことにしています。
今でもまだあの動画があるのかどうか?はわかりませんが、あの映像は本物だと思いました。
皆さんも心霊系動画を見るときは十分気を付けていただきたいです。
長文にお付き合いいただきありがとうございます。