山に何か建つらしく、山の確認などに行ったときの友人の話。
山の建物の建つ辺りを入念に点検し、そこまでの道のりも確認して、安全確認を終えた後、建設予定地を再度確認しに行ったときらしい。
予定地から20m位のところに何かが居る。
でかいケヤキの木のまっかの所に何かが居た。
クマとかでたら困るし、猿も居たら報告して追い払わなくてはいけなくなる。
しかも、確認しないでもし害が出たら責任が自分に回ってくる・・・なので確認しないわけにもいかなかった。
近づくとそれはまだこちらに気づいていなかった。
ケヤキの木についた毛虫を食べている。
頭から尻尾の先までは4m位ありそうなでかさ。
真っ黒な色をしていてトカゲに似ているが、トカゲのようではなく、人間が四つん這いになったような感じで、前足の指は四本で、かなり鋭い爪があるのか、木に結構な数の爪痕がついていた。
足下にある石を拾って投げると、すぐにこちらに気づいた。
そいつには眼が無かった。
深海魚のようだった。
でかい牙が生えそろっていた。
そいつは口を開けて威嚇すると、木から木へと飛び移り逃げていったらしい。
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