ボヤで済んでよかった

カテゴリー「不思議体験」

数年前の卒業式の日、色々と予定があったのだが、無性に祖父宅に顔出し+亡き祖母に挨拶がしたくなり、謝恩会に顔出しだけして、母と簡単に食事を済ませて祖父宅に向かった。
食事は美味しかったんだけど、移動中もなんだかずっと落ち着かなかった。

祖父宅について唖然。
警報が鳴り響き煙が出ている。
母パニックで玄関を叩いて叫ぶ叫ぶ。

何故か私は、『あそこの窓はいつも開いている』と思い、植木とベランダの柵をよじ登り部屋に突入成功。
祖父がどの部屋にいるのかも出火場所も何故かすぐにわかり、玄関を開けて母に祖父を任せた。

また、火も煙が出てはいるが大したことなかったので自力で消火。
警報が鳴ったので消防に連絡し確認してもらい、マンションだったので近所の方々にご心配おかけしたことを謝り倒した。
幸い祖父宅内のみの小規模なボヤにもならないようなボヤで済んでよかった。

不思議なのは、窓が開いていた部屋は祖父の部屋で私は1度も入ったことがないし、鍵を開けっ放しにしてる癖など知らなかったのに、開いていることに気づいたと言うこと、煙が充満していたのに祖父の元に迷わず行けたこと、おばあちゃん子過ぎて祖母亡き後、法事以外で祖父宅に行けなくなっていた私が、友達との約束ドタキャンしてまで祖父宅に無性に行きたくなったこと・・・。

祖母が知らせてくれたのだろうか。

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