ナスカの地上絵は紀元前2世紀から6世紀の間に、描かれたと考えられている。
1939年6月22日、動植物の地上絵は考古学者のポール・コソック博士により発見される。
ドイツの数学者、マリア・ライヒェがこの地に住み着き、彼女を中心として、地上絵の解明作業と、保護が行われるようになった。
あまりにも巨大な絵が多く、空からでないとほとんどの地上絵の全体像の把握が難しい。
このような巨大な地上絵を何故描いたのかというのが大きな謎の一つとなっている。
近年、自動車の侵入による破壊が著しく、消滅の危機にある。
2011年1月18日、山形大学は、人文学部坂井正人教授(文化人類学・アンデス考古学)らのグループがペルー南部のナスカ台地で新たな地上絵2つを発見したと発表した。
新たな地上絵二つ(人の頭部、動物)はナスカ川の北岸付近で見つかった。
人間の頭部と見られる絵は横約4.2メートル、縦約3.1メートルで、両目・口・右耳の形が確認されている。
動物と見られる絵は、横約2.7メートル、縦約6.9メートル。
種類は特定できていない。