吐き出したかったので初書き込み。
一目惚れとは逆に、一目見ただけで人を嫌いになったことがある。
10年前大学に入学して間もなくの事。
某サークルに入り、先輩と新入生みんなで自己紹介をしていた時だった。
ある一人の男子学生の番になったとたん、私の心にふと閃いた。
『こいつは政敵、私の親の敵だ!!』
『この人の言動は受け付けない。同じ空間に居たくない』
イケメンでなければ不細工でもなく、見た目はまったく普通の男子学生。
声も言動も全く気持ち悪い所はいのに(むしろとても冴えて賢そうな印象)、強烈な拒否反応を感じた。
私自身人に対して急に敵意を感じたことは今までになく、慣れない環境に疲れているんだと思うようにした。
そんな彼がなぜかよく私に話しかけたがり、同じ授業の時には隣に座りたがる。
授業やサークル活動で彼に会う度に苦手意識を感じていたが、決して表に出さないように振舞っていた。
彼に対する苦手意識がぬぐえないまま1年が過ぎようとしたころ、彼から突然告白された。
彼曰く「一目ぼれでした、出会ったときから貴女の事が気になって、好きだった」と・・・
その時私は、嬉しいという気持ちは全くなく恐怖で凍りついたのを覚えている。
彼に失礼のないように、他に好きな人がいるからと断って、逃げるように自分のアパートに帰った。
わけのわからない恐怖と、「なぜ私!?ありえない!!」という思いだけが頭を支配していた。
その後サークルをすぐに辞め、彼とも卒業まで連絡を絶ったので特に何もありません。
前世というものがもしあるとしたら、彼と過去に何かあったのだろうか。