小学1年の頃の話。
友達が居なく、毎日のように山で虫を捕まえて遊んでいた。
いつものように遊んでると、同じ年齢の子供が俺に話し掛けてきた。
そいつは山を良く知ってて、出てくる虫や危険な場所など色々教えてくれた。
そいつと毎日のように山で遊ぶようになった。
だいぶ顔見知りになったある日、そいつは自分が危ないと言っていた蜂の巣の方に歩きだした。
何回も大声で注意したが返事もしないで、どんどん歩いていく。
蜂の巣に近付いていくと、無数の蜂が飛び出してきて、それに掻き消されるように居なくなってしまった。
俺は一体誰と遊んでいたんだろう・・・。