野太い男の声を撃退

カテゴリー「不思議体験」

俺もいいかな?
一年程前に経験した不思議な事で、確かあれは去年の4月の後半頃の出来事。
その時俺は彼女の家に泊まってたんだ。
部屋は6畳で、かなり狭い。

だからベッドはロフトベッドで、二人で寝ると、とにかく狭い。
その日、俺はいつも通り彼女の隣で寝てた。
彼女は俺に背を向けて寝てた。

俺は普段は朝寝坊するタイプなんだが、何故か夜明け前に目が覚めたんだ。
彼女の部屋は遮光カーテンをしてるので、昼間でも暗い。
でもその時は部屋中が異様な妖気?に満ちていた。
沼の底にいるような・・・。

二度寝するかなと思ってると、普段の彼女の声とは正反対の低音の野太い男の声で、「もう明るい?」って聞いてきたんだ。

俺は「え」ってなったけど、何か直感した。
これはなんか悪いもんが憑いてるな?と。

普段霊感なんかないんだが、その時は何故か確信した。
俺は答えず、とにかく声の方に向かって念じた。

「出て行け!出て行け!出て行け!・・・」
「頼むから彼女と俺の生活を邪魔すんな!」

こんなやり取りが大体10分おきに2~3回続いて止んだ。
外は明るくなっていた。

そしてアラームが鳴り、彼女が起きた。
俺はドキドキしながら尋ねた。

俺:「◯◯ちゃん、大丈夫?」

そしたらいつもの声で「んー?なんのこと?」

俺はほっとした。

そして不思議なことに閉まってたはずの窓が五センチほど開いていた。
その後、彼女が言うには「睡眠時間が短くて狭かったのに、驚くほど疲れがとれてた。」らしい。

あとは偶然かもしれんが、その日から彼女は左目が結膜炎になって目が真っ赤になっていた。

今でも思い出すと???ってなる。
別に怖くはない。

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