たいした話じゃないけど、「存在しないはずの駅」の話。
先日怖い話のまとめサイトを見ていたら存在しない駅の話で、私も通ったことのある駅の話を見つけたの。
東西線の西葛西から南砂町への間に存在しないはずの「藤迫」という駅があったという話。
もう20年以上も前だけど、私も東西線に乗った時その「藤迫」という駅の前を通過した記憶があるの。
それは初めて東西線を利用した時だったので駅名について何も知らなかったのだけど、ただ「次はフジ○○(聞き取れなかった)~!」と、それまでより早口で甲高い声でアナウンスしたので、ちょっと変だなと思った程度。
でも半分以上の乗客が「ええ?」と当惑の表情で周囲を見回していた。
窓の外には、かなり離れたところに何の変哲もない駅。
あっという間に通り過ぎた。
午前23時ぐらい、天気の良い平日の昼間だった。
帰りの切符を買う時にゆっくり駅名の表を見て初めて「藤(富士?)」の付く駅名がないことに気付いたけど、それはそれで「私の聞き間違いだったんだ」と勝手に納得してずっと忘れていた。