もう少しで事故死するところだった

カテゴリー「不思議体験」

小学2年生の時、父の運転で私達は、ピクニックへ行きました。

目的地は、草原の広がる水源地です。

両親は目的地の近くで車を停め、「ちょっと待っててね」と言い、出て行きました。
茸の様子を、見に行ったのです。

その間、私と妹は車の中で、両親が戻ってくるのを待っていました。
でも暇な私は、車に興味を持っていたので、運転席に移動したのです。
そして私は、妹が止めるのも無視し、ハンドルを動かしてみました。

すると、突然に車が動き出したのです!

慌てた私は、何とか車を止めようとしました。
でも幼い私には、車を止める術を知りません。

そもそも体の小さかった私には、アクセルやブレーキに足が届かなかったと思います。
妹は、恐怖のあまり悲鳴を上げていました。

私は泣き叫びながら、ただ闇雲にハンドルを動かす事しか出来ません。
その時、車の中に、両親の叫び声が聞こえたのです。

振り向いて後ろを見ると、両親が必死に車を追いかけていました。
しかし、なかなか車に追い付く事が出来ずにいます。

その時、「シートベルトを締めなさい」と、誰かの声が聞こえました。
そして、いつの間にか私は、シートベルトを締めていたのです。

妹の座席からも、シートベルトを締める音が聞こえました。
するとその時、急に車が止まったのです。
まるで、誰かが急ブレーキをかけてくれたかのように・・・。

「そう言えば、あの時の声って、お婆ちゃんの声だよね」

車が止まった後、妹が私にそう呟きました。

しばらくすると、父が車に追い付き「よかった」と言いながら、私達の無事を喜んでいます。

そんな父に、私はハンドルを動かした事を告げました。
すると父は、不思議そうな顔をして、こう言うのです。

「エンジンも動いていない車が、なぜ走り出したんだろう」
「坂道でもないのに・・・」

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