東京都中野区に昔奇妙な小屋がありました。
小学生だった私は友人と学校の近くにあったその小屋にとても興味を抱いていたんですが、その小屋は広場の中心にポツンと佇んでいて広場の周囲には柵が張り巡らされていて中には入れないようになっていました。
近所の大人たちからもその敷地に入ってはいけなと言われていましたが、やはり小学生の私たちは我慢できず、ある日その小屋の中に入ってみることにしました。
柵を越えて小屋の前に立つとドアは無く中が丸見え。
だいたい六畳ほどの広さでなぜか煙突がたっていました。
中には布団が敷いてありました。
私が「布団めくってみよう」と言ってめくってみると真っ赤な布団。
幼稚園児くらいの手の大きさの跡みっちりと沢山ついていました。
すぐに血だと思い、一目散に学校まで逃げて先生に報告して警察沙汰になりました。
結局あれはなんだったのか教えてもらってないので今でも謎のままです。