時間の進み方がおかしい日

カテゴリー「不思議体験」

高校時代に不思議な体験をした。

自分は家から14㎞ぐらい離れてる高校に毎日自転車通学してた。
大体普通に走ってれば45分で高校に到着する。
家を出るのが遅くなった時なんかは必死に漕げば10分短縮できて35分ぐらいで到着する。
HRの10分前には着くように毎日家を出ていたので、最悪20分遅れまでなら朝のHRにはギリギリ間に合う感じだった。

これが前提。
高校時代は恥ずかしながら母親が朝食を用意して起こしてくれるまで起きない甘えた生活をしてたんだが、その日は母親が二度寝してしまい慌てて起こされた時点でいつも家を出る時間を30分近くオーバーしていた。

どう考えてももう間に合わない。

朝食も食べずマッハで服を着替えて母親に昼飯代に1000円を貰って起きてから5分ぐらいで出発した。
この時点で35分の遅れ。

必死に自転車を漕ぐけど実はこの時意外と自分は冷静だった。
HRにはどうあがいても間に合わないけど1時間目の授業が始まる前に教室に入れば問題無いと考えていた。

HRの時間が10分間、その後授業開始までに準備休憩で10分ある。
つまり1時間目開始までなら最悪40分遅れまで許容されるという事である。
自分の遅れは35分ぐらいだから授業開始前には間に合うはずだ。

そんな事を計算しながらも必死で自転車を漕いで学校の最寄り駅に近づいた。
あとは坂を登れば学校に到着である。

坂を一気に駆け上がろうとした時、坂に何人も生徒が歩いてる事に気が付いた。

もうすぐ1時間目が始まるのになんでこんなにのんびりみんな歩いてるんだ?と思ったが今は自分の事で精一杯だったので、気にせず坂を上がり教室に到着した。

なんとか間に合ったと教室の時計を見ると今からHRが始まる時間だった。

混乱してるとキンコーンカンコーンとチャイムが鳴って1時間目の数学の先生ではなく担任が入ってきてHRが始まった。

家の時計が狂っていた?

だけど自分の部屋の時計、リビングの時計、玄関の置時計を確認してから家を出発した。
複数の時計が同時に同じような狂い方なんてしないだろうし、実際その日帰って時計がおかしくなかった?と聞いてもなにも触ってないと母親に言われた。

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