あいつの命日は静かに過ごすことにする

カテゴリー「不思議体験」

壁掛け時計がちょっと苦手になった話。

毎年9月14日は故親友の命日なので3人組で仲の良かったもう1人の親友と2人で故親友の実家(2つ隣の県)まで行ってる。
去年だけ帰りが深夜になってしまい、このままカラオケオールするか!とノリでカラオケに行った。

たまたま帰り道にあった初めて行く店だけど田舎だからか料金安い上に、土日深夜でも全然人いなくてラッキーだった。

とりあえずドリンクバーで飲み物確保して部屋に入ったらシンプルな部屋なのに、クリスタルっぽい感じのやたら派手で目を引く壁掛け時計がかけてあって1時すぎくらいを指してた。

時計あるとか珍しいねーなんて話して、適当に歌ったりからあげやらポテトやら頼んだり結構盛り上がって、ふと今何時だ?と壁掛け時計見たらいきなり10時ぴったりになっててびっくり。

俺の携帯充電切れてたから、親友のスマホで時間見たら深夜2:18(ハッキリ覚えてる)。

時計は故障?いや、でも10時指してるんなら高速で回った?・・・それか急に逆回りしたってこと?

丑三つ時なだけに2人してなんか怖くなって、盛り下がってしまった。
流れも止まってキリもいいし、トイレタイムついでにドリンクバーおかわり行くかってことで一旦2人とも部屋から出た。

どちらも部屋から見える位置にあるくらい近いから、3分くらいで部屋に戻ったんだけど唖然としたね。

壁掛け時計、5時ぴったりになってた。
今度は秒針すら真上をさして動かなくなってんの。

これにはさすがの俺達も苦笑い。
親友は怖さを紛らわすためか「壊れかけだったからトイレ行ってる間に店員さんが電池抜いてくれたんだろ!」とか言ってたが、少なくとも用を足していた時以外は店員が通ったのを見てない。
そもそも勝手には入らないだろうし、からあげやポテトの皿も空なのに下げてなかった。

仮に電池抜くとしても針をわざわざ5時ぴったりにするか?
とかなんとか色々考えてたら不気味すぎて帰ることにした。

会計の時、最初に受付でフリータイム指定したにも関わらず何も言わずに1時間30分にしてくれて感謝したけどここには二度と来ないと誓った。

それで昨日また親友とそこ通ったら例のカラオケ店潰れてました。

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