数年前のことですが、当時付き合っていた彼氏と中野区の有名な心霊スポットでもある某公園に肝試しに行きました。
興味本位で、軽い気持ちで行ってしまったことを今でも後悔しています。
公園内に入った瞬間から足が重くなりました。
彼氏を止めましたが、どんどん先へ行ってしまいます。
私はだんだんと左足が痛くなり、引きずって歩いていました。
確か池があった場所です、そこへたどり着くと雨も降っていないのに、ぽちゃん・・・ぽちゃん・・・と池に何か落ちる音がしました。
やばい、と思い・・・彼氏を「ほんとに帰ろうよ！」と呼ぶと、彼氏はすごい剣幕でこちらへ逃げてきました。
「腕をつかまれた！やばい！」そう言われ、泣きながら逃げました。
その晩は彼氏が私の家に泊まり、彼は隣で携帯をいじっていました。
私はずっと左足が痛く、それでも次の日仕事だったため、無理やり眠ろうとしていた時です。
おかっぱの少女と血まみれのおばあさんが脳裏に見えました。
その瞬間、私の体が勢いよく跳ねました（隣で見ていた彼氏は浮いたと言っていました）
怖くて、知り合いの霊媒師にすぐ電話をしました。
すると「ねえ、あなた今左足痛くない？おかっぱの女の子が憑りついているよ。
その子はね、左足がないの。面白半分で来られたことを怒っているんだよ」と言いました。
何も言っていないのに言い当てられてすごく驚きました。
そして、その女の子に申し訳なくて、情けなくて、後悔して、涙が止まりませんでした。
次の日、私の親友がバイク事故を起こしました。
霊媒師さんにお祓いしてもらった後にそれも言い当てられました。
「親友が事故したのはあなたが負のオーラを持っていて、それが一番近い存在の親友にまでいってしまっていたの。
だから事故を起こしてしまった。
でもあなたは自分を責めなくていい。そういう運命だった」と言われました。
あれから何年もたち、今あの公園について検索してみたら「おばあさん」「女性の泣き声」「バイク事故の誘発」と書かれてあり、私の体験とかぶっている部分があまりにもあって背筋が凍りました。
という、実話です。
あれから私は、面白半分で心霊スポットに行こうとする人たちを止めるようにしています。
バカなことをした私に怒り、憑りついたあの女の子が、夜にすすり泣くことなく、早く成仏できるよう、私は祈っています。
