不気味なイタ電

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

不気味なイタ電来た事ある奴いる?

小さい頃よく婆ちゃん家に預けられてたんだが、その時に体験した話。

幼稚園くらいの時が預けられてたのピークだったかな。
体も弱くてよく風邪ひいたりしてた。
それでも母親に会えないのは寂しくて、少しでも紛らわそうと思って毎晩電話かけてたんだ。
まぁ出てくれないんだけど。

ある日、一回だけ電話待ちの音が変な日があった。
いっつもプルルルルってのがその日だけ雑音入りまくり、たまにガガーッて音したりして。
んで母さんが電話に出た。

「もしもし」って言ったら、女にしては低い声で延々『ミツケタミツケタ』って。

婆ちゃん家の電話って玄関の脇にあって、カーテン開いたら直ぐ玄関あるんだ。
たまたまその日はカーテン閉める前でガラス窓丸見え。
電話が強制的に切れたと思ったら、窓ガンガン殴られまくって外から色んな唸り声やら叫び声。
窓に顔面押し付けたり、戸の隙間から顔ねじ込もうとしたり。

怖くて泣き叫んでたら、婆ちゃんが飛んできて耳塞いで抱き締めてくれた。
何か唱えてたけど覚えてない。

落ち着いた頃に梅干しと白湯飲まされて眠りにつきました。

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