自分の夫を探す女

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

土日に実家へ遊びに行き、父母、私、子2人みんなで隣町に買い物にでかけ、途中子どもが「おやつ」「おしっこ」というのでコンビニに立ち寄りました。
父だけが車で待っていました。

コンビニ入り口付近で、曇ってはいたけどなぜかドス緑色の傘を差して、すごく痩せた50代くらいの清楚な女性がじっと私たちが入店するのを見ていたのをしっかり覚えています。

私たちが店から出ると父が駐車場(田舎なので広い)で車をものすごい勢いで移動しており、なにやってんだ?と見ていると、私たちを見つけ、まるでアクション映画のように横付け。
全員乗り込むとギャウンと発車。

・・・したけど車道の車が多くてなかなか駐車場から出れないでいると、父がバックミラーを見ながら話し始めました。

父:「今あの白いワンボックスにかけよった変な女知り合いか?」
私:「え?いいや。だってここ知らない街だしw」

父:「おまえらが車降りたとたん、後部座席があいてあの傘がにゅっと入ってきていきなり女が乗り込んできた。なんかこいつバカかと思ったけど『車お間違えですよ!』って言ったら『私はあなたの妻です』って言ったw」

私:「ええーー!」

以下父談

父:「私の妻は店で娘と孫と買い物中ですが?」
女:「そうですか・・・・残念です。残念デスーーーーーーーーーーーーーーーゥゥゥ!!(ガクガクとゆれながら絶叫」

父:「人ン車いきなり勝手にのってなんかおまえは!降りれ!警察呼ばれてえんかコラァ!」

女:「いえ。・・・・残念です!!降ります!!傘はどうしますか?」
父:「傘も降りれ!」

女が車を降りたところで一気に発車し、ちょうど店内から出た私たちをアクションばりに乗せたそうです。

母:「どんな女?!・・・・・・・・は!(嘲笑)私の夫の妻を語るにゃ100年早いわ!まず美貌が違うわ!」

母の発言はともかく、その女が包丁とかもって無くて良かったと本当に思っています。

うちの車を降りて、白いワンボックスに近づいていってたのできっと同じ事をくりかえしていたのではないかと予想しています。

以上、基地に初遭遇のはなしでした。スレ汚し失礼しました。

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