お前の存在が邪魔なんだって

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

同じアパートに住んでる、とある親子。
その子(Aちゃん)は地域の問題児だった。

よその家に遊びに行ったら帰りたがらなくて、ご飯→お風呂→「ここんちの子にして」→帰りなさい→「やだー!!」大暴れってのを何軒も何軒も繰り返していた。
たまりかねたご近所さんが何人か纏まって学童(?)とか託児所とかシッターとか、とにかく面倒見てくれる施設を使えというものの父親スルー。

このA父がマジ糞野郎。
今新しい彼女に夢中らしくてそれでAちゃん放牧なんだそうだ。
俺もAちゃんに押し掛けられた事があって、突っ返した時に軽くキレたんだけど「今の彼女はちゃんとしたOLだから夜しか遊べない」「Aも小学校高学年なんだからそんなに迷惑かけないでしょう」「正直私もまだ若い(アラフォーくらい)なんだから子どもの事だけ考えられない」「ちょっと重すぎると思いませんか?ご近所のよしみで一緒に背負ってください」とかあり得ないこと言われた。
マジこいつ頭おかしいって思った。

で、昨晩階下からすげー怒鳴り声がした。
「なあAちゃん、君は可哀想だな!お父さんAちゃんのこと負担なんだって!負担ってわかるか?新しい彼女とラブラブになるのに邪魔なんだって!実の親にこんなこと言われて可哀想だね!でもAちゃんのこと要らないんだって!」

一番被害に遭ってたご近所Bさん宅のご主人が遂にブチ切れたみたいだった。
Aちゃんの家に殴り込んで、A父と話し合いしてたらしい。
その結果がこの怒号。
近所中に聞こえたと思う。

正直Bさんのあの台詞も「それはねーよ、言っちゃいかんよ」とは思ったけど、Aちゃんもどんなに同情の余地があってもクソガキだったし、やっぱA父がクソ過ぎるので、もうなんかやってられない。

後味悪い。

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