友達は道連れにされてしまった

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

大学で出会った友達A。
大学ではよく一緒にいたけど、バイトが忙しいと数える程度しか遊べなかった。

そんなAが20歳の時にあっけなく亡くなった。

母方親戚の結婚式のためにお母さんと弟と帰省中、高速道路で事故に遭い、彼女だけ亡くなったという。
遺品整理で遺書が見つかったらしく、私宛の手紙もあった。
彼女と一番の親友だったB宛の手紙には衝撃的なことが書かれていたらしい。

「もし、叔母が私を道連れに自殺した時は警察にこれを見せてください。」

Bは意味が分からなくて、教授やみんなに見せた。
そのなかにBの幼馴染もいて少しだけ分かったこと。

Aは幼稚園の頃から父方の叔母(Aとは10歳しか変わらず。無職)と2人で離れに暮らしていたらしい。
叔母は精神的な病気だと噂もあったらしい。
母屋?で両親と弟と祖父母が5人暮らし。

虐待があったのか、知らないが、手紙はそういうことなのだろうと。
ちなみにバイトをしているのも嘘だった。

その後、Aの家族がどうなったか分からない。
ただ、察するにAは子供の頃からおばさんの介護をさせられていたんだろう。

Aの人生は何だったんだろうと思う。

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