俺は今は健康体そのものだけど、小さいときは凄く体が弱かったらしい。
で、2歳の頃に原因不明だけど高熱が出て何日も昏睡状態になった。
ある日、昏睡が解け熱も下がり親も安心した。
その日の晩に俺が寝付いたかどうか親が見に来たら俺は発作を起こしていた。
「◯◯ちゃん!大丈夫!?しっかり!!」
親が呼びかけても俺は何の返事もしなかった。
少しして発作も治まり親も一安心。
しかし俺がハアハア言いながら何か呟いているらしい。
親は「なに?」と俺に聞く。
俺は黙っている。
俺の呼吸は次第に荒くなり、最高潮に達したとき「お前等のせいだ畜生ー!!」と震え上がるほどの大声で叫び、白目を向いてぐったりした。
しばらくして、俺の呼吸が止まっていることに親は気付き、救急車を呼び病院に運ばれ一命は取り留め、一ヶ月で退院した。
俺は当時三歳で言葉も知らなかったのに叫んだときには、一字一句はっきりとした声だったらしい。
またその声の大きさも尋常ではなかったらしい。
病気の原因は未だに分からない。