番号非通知電話の怖い話

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

オカルトじゃないけど、怖いのでお話します。
今は乗り切りましたが当時私の勤めている会社は倒産の危機にあり、私も手当てのない残業を毎日こなしていました。
そんなある日、何とか11時ごろに仕事を終えて「今日は早めに帰れる…」と、嬉々として自宅に電話をかけようとしました。

携帯電話を見ると「着信あり」の表示が。

誰からだろうと思い、着信履歴を見ると、表示限界(20件)全て「非通知拒否」(非通知拒否モードに設定していました)
やだなー、これじゃ相手わからないじゃん…と思ってよく見ると、着信拒否時刻が過去10分以内。

(注)非通知拒否モードでは番号非通知電話は「着信あり」表示は出ません。
だから「着信あり」で表示された着信は、今話題にしようとしてる非通知電話とは別物です「相当慌てているのかな」と思った私は、ちょっと非通知拒否モードを外してみました。

すると即座に着信音が鳴ります。
取ってみると、聞くに堪えない猥褻な言葉とハァハァという息遣い…私をオカズにでもしてんじゃないの?って感じ。
即座に切ると即座に着信音が鳴る。
人目を無視して怒鳴りつけて切っても効果なし。

非通知に戻そうとしても着信割り込みで操作できないし…電源を切ろうとしてもボタン押してから切れるまでの間に着信が入るので…バッテリーを外し、圏外な地下鉄の中で操作することにより何とかしました。
しかし、その後も非通知拒否が履歴に並んで気持ち悪いので2度番号を変えました。
犯人は1度目に変えた時に知らせて2度目に変えた時は知らせなかった人間の中にいるのは間違いないんですけど…正体の目測がついていても怖い。

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