大学に入った頃。
霊感が強い先輩に初めて会った時、俺を見るなり「左足に気を付けろ」と言った。
高校時代に靭帯を伸ばし、たまに痛むことがったので、「それか?」と聞いたが、それ以上は教えてくれなかった。
しかし他の先輩が言うには、俺の足が見えない?だの、掴まれている?だの、何か不吉な因縁があるような事を言っていたらしい。
言われて見ると、父親は山菜取りに入った山中でナタで左脚に切り付け、死ぬ思いをしたことがあるらしい。
祖父は糖尿で左足が壊死して死んでいる。
それ以前は不明だが、やはり因縁めいたものがあるのか?と気になってしまう。
それから10余年経った現在まで、特に事故も病気もない。
ただ、左の膝から下は常に痺れている様な感じで、触っても他人の足のような感じで気持ち悪い。
血行悪いだけかな・・・。