私の知人から聞いた話・・・。
その知人の、そのまた知人Aはその昔、大阪で仕事を持ち、そのAの彼女は東京で2人は遠距離恋愛をしていた。
その年の夏になって彼女は久しぶりに大阪のAの元へ行く事になった。
そしてその前日の夜、Aは夢を見た・・・。
片腕片足、そして頭半分しかなく、しかも脳味噌が垂れている彼女がAに向かって手を振っているのだが、Aはなぜかただ突っ立っていることしかできず、それが悲しいのかただ泣いているだけ。
やがて彼女はAから離れ、やがて消えていった・・・。
翌朝、Aは『嫌な夢を見たもんだな・・・』と思いつつも、会社へ向かい、ほどなくして仕事は終わった。
その日の夜彼女が来るわけだが、帰宅してまもなく彼女の母親から電話が入ってきた。
そう、その日は1985年8月12日、群馬県御巣鷹山中に日航機が墜落し、彼女はそれに搭乗してたのだという・・・。
数日後、Aが御巣鷹のふもとで見たのは、そう、右手右足、そして脳味噌が垂れた右頭部しかない彼女の遺体だった・・・。