当方、神奈川県真ん中辺沿岸部在住です。
漁港が近い物関係で、ガキの時から元漁師の近所の爺さん(もう死んじゃった)からいろんな話を聞きました。
印象残ってるのをいくつか・・・。
今でこそ漁に出掛けて水死体に会った日にゃ、ガクガクブルブルで即警察ですが、大正頃までは大漁の前触れって言われてたそう。
ただし、船に上げてやらなきゃいけないそう。
手順は、
①若い奴が水死体の所まで行き、頭を船に向ける
②船の長が「上げてやっから魚持って来い!」と怒鳴る
③若い奴が「ハイ」もしくは「分かった!」と怒鳴り返す。
④船尾に上げてやる。
もしこんな事してあげる時間がない時は、「帰りに上げてやるから待ってろ」と、必ず断ってから、通りすぎる。
海の神様は金気を嫌うので、万一船上から包丁や、はさみなどを落とした時は陸に戻ってから、木でそれらの形を作り神棚に備えた上で謝るそうです。
これをしないと次の漁が大不漁になるといわれてたそう。
同じく海の上ではヘビと猿が禁句。
理由は上と同じ。
それと海とは関係無いですが、うちらの方じゃ朝に「サル」って言葉を言うのは縁起悪いって言われます。
そう教えた親も理由は知らずですが「サル→去る」からの発想でしょうね。