本能がソレを手に持つ事を拒む
蝉の鳴き声がする。 身を焦がす強い日差しに、夏の匂い。 その日俺は時間がないのに二度寝という、学生だからこそできる最高の贅沢を貪っていた。 昨日、不良仲間達が他校のやつらにやられ、 [続きを読む]
蝉の鳴き声がする。 身を焦がす強い日差しに、夏の匂い。 その日俺は時間がないのに二度寝という、学生だからこそできる最高の贅沢を貪っていた。 昨日、不良仲間達が他校のやつらにやられ、 [続きを読む]
僕は漫画のアシスタントをしている。 現場の雰囲気にもよるが、ときおり雑談しながら作業をする。 そんなときに聞いた話。 僕は今でもその話は嘘だと思っている。 話してくれた方を仮にAさ [続きを読む]
深夜の雑居ビルの警備のアルバイトにて。 新入りであった私は、まず同僚と2人で回ることになった。 決められたルートを懐中電灯片手に歩くだけという極めて楽な仕事であった。 特に何事もな [続きを読む]
[鵺速]あなたの傍の怖い話