カテゴリー「怨念・呪い」
怨念・呪い

殺生塚

「畜生塚」って知ってるか。 秀吉の甥、秀次の官位をもじって「殺生塚」とも言うな。 でもオレがこれから話すのは言葉通りの「蓄生塚」だ。 山を生活の場にしている者の中には今でも地方の名も知れない小さな山の中にひっそりと立って [続きを読む]
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不思議体験

絶対に見に行くな

3年前、まだ高校2年だった頃の話だ。 趣味がロードレーサーで遠出することで、大型連休にはいれば必ず従弟の家に遊びに行ってた。 それで夏休みの入りたての頃、従弟の家に向かう途中で一面田んぼだらけの道があって、走ってたらなん [続きを読む]
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心霊・幽霊

納骨堂の子供

俺は元々幽霊なんて信じてなかったけど、ある出来事を境に信じ始めて、恐れだし、そういった現象に見舞われるようになった。 正直そんな世界に関わりたくないのに・・・。 前置きはこれ位にして本題です。 うちの婆ちゃんが無くなって [続きを読む]
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心霊・幽霊

聞き取れなかったが3文字

夜中の枕元。 俺が中学生のときに体験したやつかきます。 俺の部屋は階段登って左側にあって右の部屋は兄がつかっていた。 いつものように0時過ぎに部屋にいきベッドに入って、2時過ぎに金縛りにあって目が覚めた。(そんとき毎晩ひ [続きを読む]
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心霊・幽霊

一家皆殺し

僕たちの泊まったホテルに数年前まで小さな宿舎があったそうで、その宿舎はお父さんと、まだ幼稚園生の娘、二人で経営していました。 ある雨と風の強い日です。 宿舎にズブ濡れになった男が「今夜泊めてください」と訪れてきました。 [続きを読む]
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不思議体験

本能がソレを手に持つ事を拒む

蝉の鳴き声がする。 身を焦がす強い日差しに、夏の匂い。 その日俺は時間がないのに二度寝という、学生だからこそできる最高の贅沢を貪っていた。 昨日、不良仲間達が他校のやつらにやられ、仕返しに行って逆にボコボコにされて帰って [続きを読む]
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不思議体験

裏鬼門に向かっていた

僕は漫画のアシスタントをしている。 現場の雰囲気にもよるが、ときおり雑談しながら作業をする。 そんなときに聞いた話。 僕は今でもその話は嘘だと思っている。 話してくれた方を仮にAさんということにしておく。 詳しい場所は教 [続きを読む]
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心霊・幽霊

6時半の寝言

中学の修学旅行で、京都に行った。 女子の部屋は恋愛話で盛り上がり、寝たのは深夜2時半頃だった。 自分は枕が変わるとなかなか寝付けないタイプで、3時過ぎまで「眠いのに眠れない」状態だった。 やっとウトウトし始めた時、隣に寝 [続きを読む]
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不思議体験

溺死体の成分

ずっと昔のことなんだけど、一人である海辺の町に旅行したことがある。 時期的に海水浴の季節も過ぎていて、民宿には俺以外客はおらず、静かな晩だった。 俺は缶ビール片手に夜の浜辺に出て、道路と浜辺を繋ぐコンクリートの階段に座り [続きを読む]
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不思議体験

死体特有の異臭はしなかった

深夜の雑居ビルの警備のアルバイトにて。 新入りであった私は、まず同僚と2人で回ることになった。 決められたルートを懐中電灯片手に歩くだけという極めて楽な仕事であった。 特に何事もなく、こりゃ楽なバイトだなと思い始めた頃、 [続きを読む]