カテゴリー「不思議体験」
不思議体験

愛情は意外と伝わらない

今5歳になる娘が「人形がしゃべった」と泣きながら走ってきた 元々この人形は私が大学生の時学園祭で売られていたものを買ったやつで、見た目は怖い人形とかではなく、不思議の国のアリスをモチーフとしたかわいらしい人形だった。 自 [続きを読む]
カテゴリー「不思議体験」
不思議体験

山から”運んで”きたもの

日没後、電池の消耗が心配で、懐中電灯を長時間使う気にはならなかった。 宿営地まで、まだ2時間も歩こうかという状況ともなればなおさらだ。 何となく思い出した話の真似をして、夜光性の苔をむしり、前を歩く仲間のザックの網状のポ [続きを読む]
カテゴリー「日常に潜む恐怖」
日常に潜む恐怖

潰される最中の人

ちょっと9年ぐらい前に友人から聞いた話。 その友人は要らなくなった車や鉄くずをスクラップにする仕事についてた。 ある日いつものように廃車を重ねて圧力をかけて潰す機械のところに運んだわけ。 潰す方法はいたって簡単で上にある [続きを読む]
カテゴリー「不思議体験」
不思議体験

音がついてくる

知り合いの話。 彼の義理の父親は猟が好きで、地元の猟友会に所属している。 仲間数人で小規模な巻狩りをおこなった時のこと。 猟銃を抱え、勢子が獲物を追い立ててくるのを待っていると、リン、という鈴の音が聞こえた。 さては熊除 [続きを読む]
カテゴリー「心霊・幽霊」
心霊・幽霊

覗く男

俺の住んでいる県は小学六年生になると、みんな県内で一番高い山に登るっていう風習があるんだ。 その山に登ってやっと一人前、その山に登ることで中学生になれる、みたいな感じだった。 当然俺が小学六年生のときもその登山は実施され [続きを読む]
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不思議体験

クチナシ、完全体ではなかった

友人の話。 泊りがけで渓流釣りに出かけたという。 その沢には彼の他に誰もおらず、良い穴場を見つけたと少し浮かれていた。 なかなか見事な岩魚が上がったので、刺身と骨酒にして楽しんだ。 日もとっぷり暮れ、そろそろ寝ようかと考 [続きを読む]
カテゴリー「日常に潜む恐怖」
日常に潜む恐怖

その私有地には絶対に入るな!

友人の話。 彼が通っていた小学校は小高い山の上にあった。 きちんとした登校路はあるのだが、彼の家からはかなりの遠回りになるので、一人の時はよく私有地の竹薮を抜け道として使っていたのだそうだ。 ある日、怖い顔をした小父さん [続きを読む]
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不思議体験

その列車に乗っていたら・・・

千葉に母親の実家があって、大学の夏休み中しばらくそこでやっかいになる事になった。 その実家は東京から電車に乗って、そこからバスに乗り、さらに十数キロ歩いて行ってようやく辿りつける様な田舎だった。 1人で寂しく暮らしていた [続きを読む]
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不思議体験

ミニチュアの家

親父から聞いた、今はもういない山梨のおじいちゃんの話です。 おじいちゃんは戦中に安く山を買うことができ、5つほどの山を所有していました。 戦後は山の管理にいそしみ、仕事はしておらず、一日中山にいたそうです。 ある日、あま [続きを読む]
カテゴリー「心霊・幽霊」
心霊・幽霊

奥多摩のキャンプでの体験談

まだ大学生だった頃、友人4名で奥多摩にキャンプに行ったんだ。 きちんと管理されてる所は嫌だったので車で行ける所まで行って、そこから徒歩で山に分け入ってテント張れそうな所見つけようぜって事になった。 とはいえ俺らもあまりア [続きを読む]