山奥での着信

カテゴリー「不思議体験」

今年のお正月に地元に里帰りした時のこと。

久し振りに会う友人4人で夜中にドライブ、変なテンションに。
いつもはドライブと言えば海に行くところを滅多に行かない山に変更となった。
しかし夜中だったこともあって、いつの間にか真っ暗な山道に迷い混んでしまっていた。
その辺りから私は気持ち悪くて軽い目眩がしてきた。
最初は車酔いかなー?と思って、窓を開けたり遠くを見たりしてた。
でもますます気持ち悪くなるばかり。
あ、もしやあんまり良くない土地に立ち入ったのでは・・・と思い、帰る事を提案しようとしたその時
運転していた友人の携帯が鳴り出した。

「あー電話?こんな時間に誰だよ・・・(この時夜中2時過ぎ位)誰から掛かって来たか見てやー」

と友人が言うので「はいはい」と友人の携帯のディスプレイを見ると「・・・私から・・・」

車内はシーンとなり、携帯の着信音だけが響く。

「ちょ、お前脅かすなよー!」

「怖がらせるためにわざとやってんでしょー?」

と友人達は微妙に引きつった笑顔で言うこの時私は自分の携帯を鞄に入れてて一切触っていないし、
その鞄も誤動作が起きるような状態に無かった。
結局友人を怖がらせるのも何なので「多分誤動作だよね」で済ませたけど怖かった。

だって着信来てから大体一定の間隔で道の左側に人影が視界を掠めるんだもん。
3が日の夜中の山奥に人がそんな沢山いるとも思えないし・・・。
山を抜けた時は心底ほっとした。

という実話。

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