旦那さんと一緒にご夫婦で神社へお越しになっていた方から聞きました。
ちょっと前に行った場所で「『奇妙な事』があったとの事で少し話を聞いて欲しい・・・」と言う事で聞きました。
とある有名な某神社へと参拝しに行ったその帰り道での出来事らしいです。
その某神社の周辺には急な坂があり、よく事故が起こる事で有名な場所で知られています。
旦那さんは、慎重に坂を下って行きます。
その前方には乗用車が一台走っていたそうです。
その車がカーブで姿が見えなくなり、不意に奥さんはサイドミラーに丸い点のような物が映ってるのに気付きます。
最初は、よく分からなかったそうです。
しかし、”それ”はドンドンと近づいてきます。
ドンドン近付く毎にソレが何なのか正体が分かったそうです。
”それ”は猛スピードで夫婦の車を追い抜いて行き、カーブの先へと消えていったそうです。
奥さんは、顔から一気に血の気が引くのが分かったそうです。
夫婦を乗せた車はやがてスピードを更に緩めながらカーブを曲がりき・・・・・・そこでブレーキをかけたらしいです。
何故なら、そこには前方を走っていた筈の車が事故を起こして停まっていたのですから。
停車しながら、旦那さんが言ったらしいです、「おまえ、見たか?」って。
ソレを聞いてビックリしたそうです。
旦那さんも同じものをみていたからです。
此方をギョロリと凄まじい形相で睨みながら飛んでいく生首を・・・。