もう大分前なんだけども、当時の仕事仲間と駅のそばの居酒屋で呑んでたの。
村さ来かな?
変にチェーン店っぽくなくて魚料理が充実してる店でさ。
地味な感じで居心地良かったんだ。
そんなことはどうでもいいんだけど、入り口のすぐそばに生簀(いけす)があってね。
鯵とかうろうろ泳いでるんだ。
3人でヘラヘラ暫く呑んでたんだけど、入り口あたりがどうも気になって、最初からイヤな感じしてたんだけどもね。
「・・・Iさん、なんかイヤな感じするんだよね」
そう同僚の人に言うと、
「うん。解るよ。あのいけすあたりでしょ?」
「そうです、そうです。あんまり見たくない感じです」
「うん、オレ店入った時からイヤだもん」(Iさんは丁度いけすを背中にしていた)
そこへさっぱり訳の解らないYさんは「・・・なんだよ、お前等!また怖い話かよ!」と、Yさんは霊感奥さんと暮らしている男。
全くそーゆー経験がないうえに相当臆病。
「・・・Yさんはいいからさ。とにかくお店変えよう」
そうやって3人で勘定して出たんだ。
暫く歩きながら話しててIさんが、「いけすの向こう側のほうに顔が見えてたよ、おれ」って言ったのにはびびった。
そこまでは流石に解らんかったもん・・・。
ついでに家に帰ったら当時のかみさんに、「あれ?ちょっと後ろ向いて。・・・あぁなんでもないか」って言われたのには更にびびった。
そんなわけで今回も引越にはまるで関係ない。
ありゃぁしねぇ。
でもネタじゃねぇ。
いやだねぇ、ホント。