首つりが数件

カテゴリー「都市伝説」

僕が車の免許を取ったばかりの頃のお話です。

男の子2人と女の子2人で夜景でも見ようといって山の上にある公園に向かいました。
そこは駐車場があり車を止めて歩き出すと女の子が「何か聞こえない?」と聞いてくるのです。

確かに、そこは山なので電気もなく怖い感じはしましたが、山の反対側にはキャンプ場などがあり「キャンプ場の音だろう」と思って、いやがる女の子を無理矢理連れて行きました。
そして、駐車場の横のトイレを通り過ぎようとする時に女の子は怖いのか、2人とも耳をふさいで歩いていたんです。
僕達は何も知らずその子達を見て笑っていました。

公園に着いて一時間くらいいたでしょうか?
女の子の一人が「さっきトイレで女の子泣いてなかった?」と聞いてきました。
するともう一人の女の子が「聞こえた、間違いなくトイレだった」と。

僕達には何も聞こえてなかったので女の子が悪ふざけで言っていると思ってました。
そして山を下りたのです。

再びトイレの近くに来た時に女の子達が「走って行こう」と言ったので、皆で走る事にしたのです。
そして車の鍵を開けてると、「早く!!」と女の子。
そして車に乗って僕がトイレを見ようとすると、女の子が「見たらダメ!!早く出して!」と言ったのでそのまま車を出して、「なんで見たらダメだったの?」と聞くと・・・。

女の子:「トイレの女の子が泣きながらこっちを見てた・・・」

僕達には女の子の泣く声も女の子の姿も見えてませんでした。
後から聞いた話なんですが、以前にそこで数件首吊り自殺があっていたそうです。

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