月: 2016年2月
100もの動物達の恨み
ひとつ昔の話を書かせてもらいます。 今から10年位前の話。 俺はその時26歳のサラリーマン。 その日、母から連絡があって、親父の調子が悪くて病院に入院したらしい。 お見舞いもかねて [続きを読む]
もう誰も信じられなくなった
俺の親戚の兄ちゃん(つっても30代だけど)から聞いた話。 兄ちゃんには昔彼女がいたが、白血病になった。 兄ちゃんは頻繁にお見舞いに行ったり、美味しいもの買ってきたりして、彼女を慰め [続きを読む]
信号の方向は牡牛座から
冬の終わりの静かな夜、スペインはマドリッドの巨大電波望遠鏡が、ザーザー乱舞する雑音の中に、ある「生命」からのかすかな信号を探し出した。 信号の方向は牡牛座。 「生命」はパイオニア1 [続きを読む]
あの時振り向いていたら・・・
彼は爺様の代から続いた三代目の大工である。 そんな彼の父親である二代目師匠は先日、職場で亡くなられた。 肉親という感覚以上に、師匠として父親を非常に尊敬していた彼は、暇を見つけては [続きを読む]
遺影は相変わらず鼻毛が・・・
今年は、去年死んだ爺さんの初盆だった。 孫の中でも一番の年上の俺は、今回のお盆でも色々手紙のようなものを読まされたり、お寺に灯篭を取りに行って流したりと中々忙しく、長い長い坂を上っ [続きを読む]
高確率で奇形児らしい
東京に住む大学生なんだけど、友達が地方の村から出てきた奴で、そこの話を聞いた。 そこは海辺の村で、そこでは女子の出産率が高いらしい。 双子が生まれやすい村もあるくらいだから、それに [続きを読む]