月: 2017年7月
その昔刑場だった場所
友人の話。 フィールドワークのため、山に一人こもっていた時のこと。 夕食後に水場で食器を洗っていると、何かが激しく後頭部に激突した。 ガンッ! 目から星が出た。 溜まらず膝をつく。 [続きを読む]
奇妙な足音がついて来た
知り合いの話。 彼女が友人の家族と山菜取りに出かけた時のこと。 里山を下る帰り道で、奇妙な足音がついて来たのだという。 「スタッスタッ」と草履で歩くような音がするのだが、足音の主は [続きを読む]
霊媒師を信じるきっかけ話
私が初めて幽霊と、それを見える人を信じた話。 私の地元では人が亡くなると、葬式とかに霊媒師みたいな人間が来るっていう決まり?伝統?のようなものがあった。 亡くなった人が身内に何を伝 [続きを読む]
命が助かったのは・・・
祖父から聞いた話。 山歩きが日課で、常にお不動さんの小さい像を持っていたんだが、ある日、熊に出会い、襲われ、気がつくと病院のベッド上だった。 肺の1センチ上まで切り裂かれていたが、 [続きを読む]
次に遭遇しまうと・・・
知り合いの話。 配達業をしていた彼が、よく通っていた山道があった。 その山道は途中で川と面しており、葦の生い茂った砂洲が見える。 いつの頃からか、その葦の繁みの中に女性が立つように [続きを読む]
死人をそこで焼いていた
知り合いの話。 戦前、彼の持ち山には焼き場が設けられていた。 浅い穴の上に櫓を組み、死人をそこで焼いていたのだそうだ。 魚や植物などと違い、動物の肉というのは焼かれるとかなり収縮す [続きを読む]