カテゴリー「日常に潜む恐怖」
日常に潜む恐怖

海藻

駄目人間Aが会社の金を使い込んでいた事が発覚し、それを埋め合わせる為Aの母親は親戚中から金を借りていた。 その事をAに詫びさせるため二人で船で田舎に向かう途中だった。 Aは酒に酔っていた上船酔いし甲板で吐いており母親はA [続きを読む]
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日常に潜む恐怖

狂ったように首を縦に

短編小説からひとつ。 主人公の少年には口のきけない姉がいる。 姉弟は他に身よりもなく、姉が街で草花を売って日々暮らしている。 そして姉は弟が大人になるのをいやがって、主人公の生えかけの脛毛(すねげ)を見ては何度も首を縦に [続きを読む]
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日常に潜む恐怖

私も協力して追い詰めました

従妹の家は裕福だった。 伯父は大企業に勤めていて、お嬢様育ちの伯母は優雅な専業主婦。 従妹は習い事に忙しくて、欲しいものは何でも買ってもらえてた。 同じ親戚なのに私の家とは世界が全然違う。 うらやましかった。 ある日伯父 [続きを読む]
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首を吊った三体の影

とある田舎の中学校の裏手には三本の木があり、生徒は教師からそこに近づいてはいけないと厳しく言われていた。 理由は不明だが生徒達はそういうものだと素直に受け入れ、従っていた。 ある時一人の生徒がそこを通らなければならない状 [続きを読む]
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少々DQN臭漂う人

私がバイトしている店に来た親子連れの話。 お母さんは茶髪がプリンになっててオーバーオールを着ている少々DQN臭漂う人で、子供は3歳くらいの男の子。 普通の親子だったら親が子供に話しかけたり手つないだりするのに、そのお母さ [続きを読む]
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足腐るほど部屋にいて

家の近所に30代後半の引きこもり男性と、母親が二人で住んでる家がある。 越してきた当時すでに引きこもってたので、男性の方はほとんど見た事無い。 お母さんの方は家の母親と割合仲が良く、時折うちにお茶を飲みに来る。 品が良く [続きを読む]
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二度と夫を裏切れな

楳図かずおの短編、『森の唄』。 田舎の一軒家に引っ越してきた夫婦。 海と森に挟まれた風光明媚な土地で、夫は妻へのプレゼントだと言う。 田舎暮らしはそれなりに快適だったが、次第にひとりの時間を持て余すようになった妻は、ひょ [続きを読む]
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入水自殺

昔読んだ少女漫画。 うろ覚えな上、既出かもしれませんが。 主人公は中学生の女の子、友人も多く部活では憧れの先輩もいて楽しく過ごしていた。 そんな主人公にはずっと入院生活を送っている、詩を書くことが趣味の親友がいる。 主人 [続きを読む]
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目の前で交通事故

目の前で交通事故が起きたこと。 生まれて初めて本気で人を殴ったこと。 幼児が道路に飛び出して車に轢かれそうになってたところを目撃した。 すかさず自分の後ろに居た女の人がその幼児を庇って道路に飛び出して車に轢かれた。 庇っ [続きを読む]
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幼い私を呪い殺す

私は大変なおばあちゃんっ子で、中学になってもよく祖母の家に遊びに行っていました。 父親は私が幼いころに不慮の事故で死去していました。 祖父を早くに亡くした祖母は、唯一の血縁者だと言って私をとても可愛がってくれました。 し [続きを読む]