カテゴリー「怨念・呪い」
怨念・呪い

鬼を石に封じて祀った

お堂の中にある石鬼の話。 自分の町はかなりの田舎で、田んぼが多くて何も娯楽施設がないところだが、鬼の姿、形をした石だけが異彩を放っていたというか、雑木林のなかにうっすらとたたずむ神社のお堂の中にその石はあった。 東大寺の [続きを読む]
カテゴリー「怨念・呪い」
怨念・呪い

ご遺体に小刀もたせる風習

20年くらい前、浅香光代的おばさんが、ごきげんよう的なトーク番組で言ってた話。 そのおばさんが子供の頃、じいさんが亡くなって通夜の晩のこと。 その地方ではご遺体に小刀もたせる風習があったらしい。 何にも憑かれないで成仏で [続きを読む]
カテゴリー「怨念・呪い」
怨念・呪い

「忌み名」の風習

そのころ、私達の間では「秘密基地」を作り、中に蛇の抜け殻や黒曜石、気に入った棒などの宝物を置く事が流行っていました。 その日、私は学校から帰ると、500Mほど離れた川の堤防に埋まっていた土管の「秘密基地」に向かっていまし [続きを読む]
カテゴリー「怨念・呪い」
怨念・呪い

ウロコ状のアザ

いつぞやの6月。 その日は相方と、ロードワークで○鎚山のふもとのある集落にやって来ていた。 何でも彼女曰く『歴史的に有名な史跡がある』と云うから付いて行ったんですが、現地に着いて『史跡』とやらに行くと、まぁ辺鄙な所だった [続きを読む]
カテゴリー「怨念・呪い」
怨念・呪い

映った姿は死ぬ時の姿

実家の風習?というか慣習なんですが、「年を越す時に自分の姿を見てはならない」というのがあります。 鏡はもちろん、水に映った姿も・・・。 例えば塗りのお盆に自分の姿が映ったものでもいけないらしいです。 「見てはいけない」と [続きを読む]
カテゴリー「怨念・呪い」
怨念・呪い

忌み嫌う風習

俺の生まれ育った町は四国の田舎町で、俺が小さかった頃はまだ旧い風習や考えが残ってた。 例えば、幼馴染みに双子がいるんだけど、それを年配の人は”忌み子”として嫌っていたり、五感や身体に傷害がある子を、”欠け子”と呼んだり・ [続きを読む]
カテゴリー「怨念・呪い」
怨念・呪い

指を1本切り落とした

僕が小学生の頃に、夜中に大掛かりな山狩りがありました。 行方不明者の捜索とかじゃなくて、何かを捕まえるって事で山の麓の集落や消防団の人たちが集会所に集まってました。 親父が捜索に行って母親が炊き出しに出てたんですが、ウチ [続きを読む]
カテゴリー「怨念・呪い」
怨念・呪い

管理されていない無縁仏

うちのじいさんの田舎が茨城なんだけど、昔は土葬だったそうだ。 その頃の棺桶って、樽みたいで遺体は体育座りみたいにして入れられた・・・って理解でいいのかな? 墓地は浜辺のすぐ後ろの雑木林だったそうなんだ。 1960年の中頃 [続きを読む]
カテゴリー「怨念・呪い」
怨念・呪い

本名を答えてはいけない風習

俺の生まれて中2まで住んでいた土地の風習の話。 そこは京都に比較的近い場所にある山あいの村(現在は市の一部)だけど、裏山には謀反の疑いをかけられて逃げてきた皇子が隠れ住んでいたという言い伝えがあり、実際に600mくらいの [続きを読む]