カテゴリー「怨念・呪い」
怨念・呪い

忌み嫌う風習

俺の生まれ育った町は四国の田舎町で、俺が小さかった頃はまだ旧い風習や考えが残ってた。 例えば、幼馴染みに双子がいるんだけど、それを年配の人は”忌み子”として嫌っていたり、五感や身体 [続きを読む]

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りゅうちゃんの正体

私は所謂「見える人」だ。 といっても「見える」「会話する」ぐらいで他に特別な事が出来るわけではない。 例えば分かり易く事故現場にボケっと突っ立つ、どことなく色の薄い青年。 私と目が [続きを読む]

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木守りという風習

皆様は木守りという風習を御存知でしょうか? 実った木の実を全て取り入れてしまわず、いくつか残す風習は昔からあって、取り入れずに残した実のことを、木守り(きまもり)と呼びます。 諸説 [続きを読む]

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犬には見える魔物

北海道で猟師をしている人の話。 ある山にビバークしてクマを追っていた日のこと。 突然、傍らで寝ていた相棒の猟犬が立ち上がり唸りだした。 「どうした?」と声をかけても、普段ヒグマにさ [続きを読む]

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鳩のお礼

あるところに、父母と娘二人の家があった。 姉妹のうち妹の方は後妻の子供で、姉娘は当然の如く母親に苛められていた。 ある日、父親が畑から帰ってきたときだった。 父親は鍬を畑に忘れてき [続きを読む]