カテゴリー「怨念・呪い」
怨念・呪い

みんなに目玉配る

その昔、山の神様が目玉を量産し、それまでめくらであった山の生き物たちに眼をあげることにした。 山の神が「明日の朝、みんなに目玉配るから、欲しい奴は並べ」というので、それまで目がなく [続きを読む]

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雷様の息子と市兵衛

昔、『桑原』と言うところに、市兵衛という雷が大に苦手な男がいた。 この男の雷嫌いは凄まじく外で働いていても雷が鳴るとすぐに家に逃げ込み、押入れに隠れてしまっていたという。 ある日の [続きを読む]

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主人のために戦う猫

昔、大阪のとある所に河内屋惣兵衛という町人の家があった。 惣兵衛には一人娘がいて、夫婦はこれを溺愛していた。 また家では長年一匹のブチ猫を飼っていた。 娘も猫を大変可愛がっていたが [続きを読む]

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増築を繰り返す理由

お嬢様育ちで世間知らずな母が俺と弟と妹を連れて父と離婚したのは俺が小学校低学年の時。 母の実家が地方都市のそこそこの名家っだったんで、自由で裕福な暮らしが出来ると思ったらしい。 し [続きを読む]