カテゴリー「不思議体験」
不思議体験

不思議な稲

以前、友人がこんな話をしてくれた。 友人は幼いころ、毎年夏休みを父方の田舎で過ごした。 滞在中は、おじいさんと散歩に出るのが日課だったそうだ。 その日もいつもの散歩道を二人で歩いていたのだが、ちょうどさしかかったおじいさ [続きを読む]
カテゴリー「不思議体験」
不思議体験

何かの縁の亡骸

鹿児島出身の祖父(故人)から聞いた話をひとつ。 祖父は某漁師町(イリノ、という名前を聞いたのをぼんやり覚えています)の網元の出身で、子供の頃から海で遊んだり魚を獲ったりして、海に慣れ親しんで大きくなったそうです。 ある夜 [続きを読む]
カテゴリー「不思議体験」
不思議体験

割れ目から見えたモノ

ひんやりと湿った岩が掌に貼り付く。 まずは右手、右足。 右手中指が数ミリの突起をとらえ、指先を曲げた。 靴にくるまれた爪先が岩のくぼみを感じ、しっかり体重を乗せると、続いて左半身が岩を求め、動き始める。 土、枯葉、緑の匂 [続きを読む]
カテゴリー「日常に潜む恐怖」
日常に潜む恐怖

中古のテントの隅に・・・

俺を含め、金の無い山好きにとって、登山道具の価格は、時に犯罪的だ。 いくつかの道具など、その価格や謳われている効能、機能からして充分、詐欺罪で告発できるのではないかとさえ思える。 能書きが多い道具は特に注意が必要で、能書 [続きを読む]
カテゴリー「日常に潜む恐怖」
日常に潜む恐怖

ガードマンは容赦ない

今年の夏くらいに、『マンションの近辺でちょっとおかしい感じの物乞いがうろついてるから、気をつけてね』みたいな注意があって、なるべく1人でうろつかないようにしてた。 ある日の帰宅時にマンションの敷地内歩いてたら、後ろからカ [続きを読む]
カテゴリー「都市伝説」
都市伝説

きのこの輪の都市伝説

怖くないですけど、子供の頃の話を一つ。 近くに小さい山があって、友達と遊んでいました。 山の中に何故か扉があって(木と木の間にどこでもドアが括り付けてある感じ)、ドラえもんごっこをしたりして遊んでいました。 ある時、扉を [続きを読む]
カテゴリー「怨念・呪い」
怨念・呪い

そろそろ呪われる友人

つい最近友人に呼び出されて飲んだ。 帰る頃になって、そいつが幽霊出る踏み切りがあるらしいから、みんなで行ってみようぜって言い出した。 会社の同僚だかが、そこでなんか見たらしい。 俺は嫌だったんだけど、他のみんなは酒入って [続きを読む]
カテゴリー「都市伝説」
都市伝説

ラジオに謎のノイズ

高校受験の時期にラジオを聞きながら勉強してるとノイズが入ってきた。 女の子の声で「階段一段の~ぼった~」ってラジオから聞こえた。 次の日も「階段二段の~ぼった~」 次の日も「階段三段の~ぼった~」 時間は決まって午前二時 [続きを読む]
カテゴリー「日常に潜む恐怖」
日常に潜む恐怖

猿の好物

遠い昔の話ではない。 ふもとの村を離れ、山中の小屋でひっそり暮らす夫婦がいた。 元々は、病気がちの妻のため、薬効ある温泉の近くで暮らす事が目的だったという。 彼らの小屋に数頭の猿が近付くようになった時期や、その理由は分か [続きを読む]
カテゴリー「怪奇スポット」
怪奇スポット

鬼子母神の由来や真実

「今度の休みは鬼子母神トンネルに行こう」 Aがそう切り出して、Bの表情が曇った。 B:「あそこは・・・やめたほうがいいよ。あそこ以外なら」 いつもならホラースポット巡りに乗り気のBが珍しく消極的だ。 会社の同僚である俺と [続きを読む]