年: 2018年
伐採するには惜しい木
森林組合で聞いた話。 山で木を育てる過程で、木を間引くことを間伐と言う。 間伐の対象となるのは、発育や形質が悪かったり、あるいは、良い木の邪魔になるようなもので、大抵の場合、山主か [続きを読む]
その霊を鮮明に思い出した
幼稚園ぐらいの時、引っ越した家に女の子の霊がいた。 何をするでもなくいつも後ろで手を組み寝室の柱に立ちながらもたれかかっていた。 髪はパーマがかかっていて腰ぐらいまでの長さ。 服は [続きを読む]
また誰かが消えてしまう
友人の話。 配達の仕事が終り、夜の山中を配送車で走っていた時のことだ。 いつもは真っ暗な斜面に、灯りが揺れているのが見えた。 炎か? そう遠くはない場所みたいだ。 藪中を歩いても十 [続きを読む]
時間が勝手に過ぎている
もう7年前くらいの話なんだけど思い出したから書き込む。 当時まだ高校生だったんだけど、家を出なきゃいけない時間より40分くらい用意が早く終わったから、親がカフェオレ入れてくれたの。 [続きを読む]
呪いだか何だか知らんが
山守から聞いた話。 山の見回りをしていると、時おり見かけるのが、木に釘で打ち付けられた藁人形。 気分が悪いので、見つけ次第引っ込ぬいて土場で焼いてしまう。 抜いた跡が腐ることはなく [続きを読む]
勝手に持ってきちゃいけない
子供の頃に伯母から聞いた話だ。 伯母がまだ新婚の頃に夫(伯父)と二人でドライブに出かけた時のこと。 子供の頃に聞いた話なので場所はよく覚えていないが、確か群馬のどこかの山と言ってい [続きを読む]