カテゴリー「心霊・幽霊」
心霊・幽霊

それは女性物のカツラだった

祖父の七回忌だったと思う。 実家は海に近い田舎町。 近くには漁港があり、潮の流れが速くて海水浴はできなかったが、景色のいい砂浜もあった。 さて、法事は朝から坊さんが来て始まり、午後は親戚一同で酒を飲みながらの食事になった [続きを読む]
カテゴリー「都市伝説」
都市伝説

死ぬ間際に虫が見せる反応

ある地域の小学生達は池の近くの林を遊び場としていて、大きな石の裏に潜む虫達を捕まえては殺すという遊びをしていた。 ライターで炙ったり、手足をもいだり、池に落としたり・・・・。 死ぬ間際に虫が見せる反応を楽しんでいた。 そ [続きを読む]
カテゴリー「日常に潜む恐怖」
日常に潜む恐怖

親父と荷物とノコギリ

親父は俺が小2の時に事故で死んだらしい。 らしい、っていうのは、実際に親父の死体を見たことが無いから。 後で親戚に聞いた話によると、電車に轢かれてグチャグチャだったとのこと。 未だに俺は親父がどんな仕事してたのかも知らな [続きを読む]
カテゴリー「都市伝説」
都市伝説

天国からの使いが来る

短い都市伝説を2つ程・・・。 【親族に対する愚痴や恨み辛み】 現代の日本において死が最も身近にある場所は病院である。 ヒトの死が日常的にある病院では不思議な体験をする看護師さんは少なくない。 入院患者の中には尋ねて来る人 [続きを読む]
カテゴリー「心霊・幽霊」
心霊・幽霊

T君の人形

T君が転校してきたのは小学五年の五月か六月くらい、一学期の中途半端な時期で、どこといって目立つところのない、おとなしい奴だった。 すごく色白だったのが印象に残っている。 別にアルビノとかそういうんじゃなかったけど、九州の [続きを読む]
カテゴリー「日常に潜む恐怖」
日常に潜む恐怖

漏電事故の怖い話

配管工から聞いた話。 熱湯の通ってる銅管とか修理するのが大変ですねっていう会話になった。 俺:「原発じゃないですが蒸気とか、漏電とか危なそうですねえ」 配管工:「ええ、まあこういう家庭用の100Vだとそうでもないんですが [続きを読む]
カテゴリー「心霊・幽霊」
心霊・幽霊

2階に棲む者・・・

根岸さんという青年は、最近、京都にあるおじの家の二階から飛び出した。 これは、たとえで言っているのではなくて、本当に根岸さんはその家の二階の窓から飛び降りて、その後、痛む足を引きずりながら市内の友人の下宿に転がりこんだの [続きを読む]
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日常に潜む恐怖

友達の本心

三月の話。 幼馴染であり高校の同級生(Y美)が、私と共通の友人三人を連れてうちに泊まりに来た。 大学が違うのでこれがクラスメイト最後のお泊りだとかなんとか。 家に来たのが既に九時。 うちは親が厳しめなのであんまりはしゃい [続きを読む]
カテゴリー「怨念・呪い」
怨念・呪い

祖母が呪縛を解いてくれた

家系、というのとはちょっと違うかもしれないんだけど、うちは結構古い家柄なのね。 墓とか室町末期の頃のものが残ってる。 で、墓石に享年って書いてあるでしょう。 中学生の頃ふと刻まれた文字を見てぞっとした。 代々の跡継ぎは必 [続きを読む]
カテゴリー「都市伝説」
都市伝説

『はだしのゲン』のゲーム

短い都市伝説を2つ程・・・。 【闇に出回った幻のゲーム】 真偽は定かではないが、PS用ソフトで『はだしのゲン』があると言うのだ。 なんでも、とあるゲーム会社の社長がはだしのゲンの大ファンだったという。 そのゲームの内容と [続きを読む]