年: 2019年

とある田舎の集落で聞いた話。 昔は庄屋だったというその家には、広い裏庭の隅に立派な桃の木があった。 私が訪れた時は、枝にたわわに実った若い桃の実が、色付くのを待っているところだった [続きを読む]

昔、服屋でアルバイトをしていた時の話です。 いつも同じシフトになる加藤君が無断でバイトを休みました。 しかも三日間もです。 派手な見た目に反して、真面目な奴で遅刻や無断欠席は今まで [続きを読む]

俺がまだ子供だった頃の話。 俺の家は食事やらお酒を提供するちょとした食堂を営業していた。 その頃、近所にお酒好きな独身の男性の常連さんがいて、頻繁にうち食べに来てくれた客がいたのだ [続きを読む]

自転車でメール便の配達の仕事をしていた時に起こった出来事なんだけど、その日はすっげぇ暑かったけど頑張って自転車こいでた。 そしたらふと、坂道になったからアレ？って思って周りを見渡す [続きを読む]

中学２年の時の話。 俺、自室に鍵があるんだけど、以前に部屋の鍵をかけたまま昼寝して、台所でボヤがあったとき気付かず逃げ遅れた。 俺は一度寝たら、なかなか起きない。 毎朝二度寝は当た [続きを読む]

うちの父親は転勤族で、物心ついた頃から中学になるまで２～３年おきに全国を転勤してた。 そして転校する度に同じ名前の男の子がいる。 顔も性格も全然違うけど、木村拓哉くん（仮）みたいな [続きを読む]

藤子・Ｆ・不二雄の「劇画・オバＱ」。 「オバケのＱ太郎」の後日談に当たる短編。 おばけの国から久々（１５年ぶり）に人間界に降りて来たＱ太郎。 Ｑ太郎は脱サラの話を持ちかけられている [続きを読む]

とある友人から聞いた話。 彼は大変寒がりな男だった。 夏でも長袖を着ていたし、冬になればまるで雪男のように着ぶくれていた。 中高生の時の制服はどうしたのかと聞くと、日光アレルギーと [続きを読む]

初めての一人暮らしで、１Ｋの狭いアパートに住んでた時の話。 ものぐさな性格だから、ゴミ袋をいくつも溜めこんだりしてた。 それでも部屋が狭くなってくるとまとめて捨ててたから、汚いにし [続きを読む]

「押入れの内側から・・・」 これは数年前、俺の実家がリフォームしていた時に起きた出来事です。 築年数も経ち、ガタがきていた実家を改装することに決まった。 四人家族ですが、親父は単身 [続きを読む]