カテゴリー「怨念・呪い」
怨念・呪い

狸に化かされた農民

わたしが子どもの頃のお話をします。 五月に入ったばかりの日暮れ時のことでした。 村の田んぼ中の一本道を「おほほほほォ~」と絶叫をあげて走ってくる者がいます。 下の瀬の茂平というヤツ [続きを読む]

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大飢饉の惨劇

牛の首の怪談とは、この世の中で一番怖く、また有名な怪談であるが、あまりの怖さ故に、語った者、聞いた者には死が訪れる・・・。 よってその話がどんなものかは誰も知らない、という話。 私 [続きを読む]

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「生贄」を一人選ぶ

一昨年亡くなった祖母から聞いた話。 祖母によると、祖母の父(曽祖父)はも地元の名家で、分家をいくつも持つ本家の筋だったらしい。 その家では一族で信仰してる宗教があり、10年に一度、 [続きを読む]

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あの首の呪い

今日、実家に帰ったとき祖母ちゃんからちょっとオカルトチックな話を聞いたので、なるべくそのときの口調そのままで書いてみます。 俺の実家のある地区では「当世話(とうぜわ)」と呼ばれるシ [続きを読む]

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鼻を削ぎ落した

昔、首里城下に嘉平川里之子という男がおりました。 「里之子」とは士族の男子の呼び名です。 しかし嘉平川家は名家ではなく王府の役職にも就いておりませんでしたので、その暮らしぶりは裕福 [続きを読む]