日常に潜む恐怖 首を吊ろうとした時に 2017年12月16日 nuesoku 数年前、知人のTが担任するクラスの生徒が自殺したらしい。 Tは何かと以前から、昔のイジメと今のイジメとの違いについて話していた。 T:「昔のイジメには男子のイジメと女子のイジメがあった。男子のは暴力的だが、暴力反対の女子 [続きを読む]
日常に潜む恐怖 姉さんごめんなさい、僕は 2017年12月16日 nuesoku これは新聞で乗った話とか何とか・・・。 ある仲のいい姉弟がいた。 でも、家は貧乏で父親の収入で何とかやっていける・・・そんな家だった。 だがあるとき、父親が事故(もしくは病気)で死んでしまった。 それを追うように母親が自 [続きを読む]
日常に潜む恐怖 それはとても縁起が悪い 2017年12月15日 nuesoku よく、縁起がよいものとして松竹梅などといわれますが、私が体験したのは逆松竹梅。 当時、父は仕事のため郷里を離れ、東京で私と一緒に(家賃を浮かすために同居)アパート住まいをしており、週に一回郷里(実家がある)に帰るルーティ [続きを読む]
日常に潜む恐怖 死ぬ前に電話を掛けたい 2017年12月15日 nuesoku 彼女の一人暮らしの祖母の家には、一時期よく間違い電話がかかっていた。 電話は祖母が少し事情があって、住み慣れた家からある家に引越してからかかるようになった。 そう頻繁ではなかったけれども、年に数回ほどかかっていたようだ。 [続きを読む]
日常に潜む恐怖 一緒に逝きたくて焼かれた 2017年12月14日 nuesoku うちのそばに戸田火葬場があるけど、そこの人に聞いたら、10年に一回くらいの確率で火葬中に生き返る人がいるみたい。 あまりの高温に、ショックで生き返るんだってさ。 火力の調整室に焼き加減を見る小窓があるんだけど、そこから覗 [続きを読む]
日常に潜む恐怖 その家はオニスジ 2017年12月14日 nuesoku 友人の話。 幼少の頃、久しぶりに里帰りした時のこと。 彼の里は山深い村で、野山を遊び駆けるのがとても楽しみだったという。 近所の子供たちと一緒に虫取りをしていると、小川にかかった橋があった。 木造の、本当に小さな手作りの [続きを読む]
日常に潜む恐怖 異様な家族 2017年12月12日 nuesoku 私が高3生のある日。 一人、新幹線の食堂車に入り、ぽつんと空いている席を見つけて、その席に腰を下ろした。 よくだれもがするように、辺りを見るともなしに見ていると、すぐ隣のテーブルに着物を上品に着こなした老夫婦が、向かい合 [続きを読む]
日常に潜む恐怖 なぜ祖母は嘘をついたのか 2017年12月11日 nuesoku 俺は小3の夏休みに東北のある県にある祖父の家にひとりでお泊りに行ったんだ。 小1から毎年行ってたからそのときで3回目だったな。 祖父の家には当時、祖父母と曾祖母の3人が暮らしてた。 新幹線乗ってある駅で降りて、車で山道一 [続きを読む]
日常に潜む恐怖 死にたい衝動 2017年12月11日 nuesoku 営業の仕事してた時、都内の繁華街のガード下を歩いてたら、ふと顔が冷たくなった。 風が吹いたというより、小さな冷たい空気の塊に顔を突っ込んでしまったって感じだった。 その瞬間、その日の仕事の失敗や、数年前急死した父の死に目 [続きを読む]
日常に潜む恐怖 アホor能力 2017年12月10日 nuesoku 3年前の実話です。 都内の地下鉄での出来事。 乗車して座席に座り電車が動き出すと誰かの話し声が聞こえた。 しーんとした比較的空いた車内にその声だけが響く。 直ぐに向かいの席の男が喋っているのだと気付いた。 リュックを抱え [続きを読む]